殺人の夢dream
自我により無意識の世界に閉じ込められているあなたの本当の欲求である本能的原我を反映しています。
そのため、夢を正しく理解することにより、普段は気づかないような自分自身の本当の気持ちに気付くことができるようになります。
それを正しく読みとるために注意しなければいけないことは、夢見た夢がそのままそのことを表し、意味しているのではないということです。
夢は無意識の世界の本能が、そのままの姿で夢の中に現れるのではなく、それを象徴しているシンボルとして現れるのです。
そのため、本当の自分を知るためには、夢を見て、それを書きとめた後、今度は冷静にそれを分析し、夢に出てきたものが何を表しているのか?何のシンボルなのか?それを探っていくことが大切になります。
ここでは、
殺人が持つ意味について、深層心理学と風水からあなたの真の欲求に迫りたいと思います。
心理分析学において、誰かを殺したり誰かに殺されたりする夢は、精神的に大きく成長する際によく見る夢だと考えられています。
夢の中であっても、殺したり殺されたりするのはショックかもしれま せんが、現実の世界の殺意とは無関係ですので、安心してください。
夢の中で人が殺される場合、殺される人物はたいていすべてが自分自身の分身です。
自分が誰かを殺す夢でも、人に殺 される夢でも、死ぬのは「あなた自身の性格的な一部分」と考えます。
殺すことによって自分の性格のある部分を「無」にし、新しい自分を作り出そうとしているというわけです。
「今までとは違う自分」として生まれ変わるための、ひとつの儀式となっていると考えてください。
【両親を殺す】
独立心と自立欲求の象徴と考えられます。
守ってくれた親から独立して、精神的に大人になるためには、まず象徴的な意味で、親を殺す必要があると感じているのです。
何かと両親に甘えてしまう自分自身を戒めようとしているとも考えられます。
【友達を殺す】
殺された人物は、あなた自身が持っている性格的な欠点の象徴となっています。
つまり、友だちを殺しているように見えて、実は自分の分身を殺しているというわけです。
たとえば、あなた自身が短気な性格を直したいと思っている場合、友だちの中でも怒りっぽいと感じている人物を登場させて、その人を殺す夢を見たりします。
ただ単純に、友人が嫌いになったときや裏切られたときも殺す夢を見ることがありますが、これは嫌悪感の表れです。
【自分が殺される】
誰かに殺されることで、自分の性格の嫌な部分や欠点を消そうとする精神の表れです。
自分が一度死ぬことで、性格的にアンバランスな部分や自分でも嫌だと思っていた部分も同時に無くなるというわけです。
【友達が殺される】
多くの場合、「友達を殺す」のと同じ意味合いの夢となります。
【殺人現場に遭遇する】
この場合も、殺された人物はあなた自身の分身と考えます。
ただし、自分の力で精神的に生まれ変わるのではなく、誰かの手で環境を変えてほしいという依存心が働いていることが読み取れます。
たとえば、結婚にあこがれている女性は、男の人が誰かを殺す夢を見ることがあります。
実はこの殺人者があなたを幸せな暮らしへ導いてくれる未来の夫のシンボルなのです。
あなたにとって、その殺人者はあなたの古い生活を抹殺してくれる人物というわけです。
【銃で撃たれる】
拳銃は男性性器の象徴です。撃たれたときの痛みは、ロストバージンのときの痛みを表します。
セックスヘの恐怖心と強引に迫られたいという気持ちとがせめぎ合っているのでしょう。
その他に、銃で撃たれる状態が、心を深く傷つけられた記憶と結びついている場合があります。
その精神的な外傷は、ふだん心の奥深いところに抑え込まれていますが、最近それを思い出させるような出来事があったのではないでしょうか?
【ナイフで剌される】
ナイフは他人を攻撃したい欲求または男性性器のシンボルです。
ナイフで刺された衝撃が、電撃的な出会いの象徴になっている場合もあります。
近いうちに、ひと目ぼれをしてしまうような、すばらしい出会いがあるかもしれません。