カクテルの作り方のテクニック
カクテルの作り方(混ぜ方)には代表的な3つのテクニックがあります。
シェイク、ステア、ビルドがそれで、それぞれの方法と簡単なコツを紹介します。
また、カクテルの混ぜ方意外にも、グラスを飾ったり、風味付けのためにフルーツを搾ったりと様々な手法がありますので、それらについても紹介しています。
シェイク
シェーカーに入れて、材料を振って混ぜる方法で、比重の違う材料を混ぜたり、急速に冷やしながら混ぜる為に使われる技法です。
シェーカーは、次の要領で持ち、シェイクします。
@ まず、右手の親指でシェーカーのトップを押さえ、薬指と小指でシェーカーのボディーの真ん中辺りを挟むように支えます。
A 左手は、中指と薬指でシェーカーの底を支え、人差し指と小指でボディーの底の方を挟むように支えます。親指はボディーのトップの方に真っ直ぐと伸ばして支えます。
B シェイクの方法は、シェーカーを水平にしてアゴの高さ辺りに構え、肩と胸の辺りで15〜20回ほどリズムよく振ります。(卵や生クリームなどの入った混ざりにくい材料をシェイクする際には、30回ほど振るようにします。)
ステア
ステアとは材料をミキシング・グラスに入れて混ぜる事で、混ざりやすい材料を混ぜる場合や、素材の持ち味をそのまま活かす際に使われる手法です。
ステアは下記の要領で行います。
@ 材料をミキシング・グラスに入れます。
A カクテルを冷たくしたい場合には氷を入れます。
B グラスの内側に沿って、バー・スプーンで素早く15〜20回ほど混ぜます。(ステアします。)
氷を入れる場合には、氷が溶けて味が変わってしまわないように、素早くステアします。
ビルド
ビルドとはグラスに直接材料と氷を入れて混ぜる方法で、一番手っ取り早い方法です。
ビルドの際の注意点は、ジュースやソーダを入れる場合にはよく冷やしたものを使うことです。
各材料を入れたら軽く2〜3回混ぜて出来上がりです。
スクイーズ
果物の果汁を搾ってジュースを絞り出すことです。
オレンジやレモン、グレープフルーツ等を半分に切って、絞り器の中央に当てながら搾るように左右に回して果汁を搾り出します。
市販のフルーツジュースを使ってもOKですが、よりフレッシュなフルーツの風味が欲しい場合などには生のフルーツをスクイーズするのがおすすめです。
生のフルーツを搾るだけでもカクテルのフレッシュさが一段アップし、ゴージャスなテイストになります。
スノースタイル
グラスの縁にシュガーやソルトを付けて、見た目の演出や飲む際のテイストのアクセントにすることです。
作り方としては、下記の要領です。
@ グラスの飲み口にカットしたレモンを当てて1回転することにより、縁を濡らします。
A 次に、シュガーやソルトをお皿に薄く広げます。
B そこに、@で飲み口を濡らしたグラスを逆さまにしてお皿に被せるようにし、縁を白くします。
ダッシュ / ドロップ
ビターズ・ボルトに入ったリキュールを下に向けて振って材料を混ぜたり、風味付けをする方法です。
下を向けて自然に垂れるようにするのがドロップで、振って入れるのがダッシュです。
一般的に1ダッシュは5〜6ドロップに相当します。
ツイスト
ツイストとはカットしたレモンやライム、オレンジの皮を指先でひねって果汁を出して、カクテルに香り付けするテクニックの事です。
柑橘系の皮は内側の白いところが多いと渋味が強くなるので、なるべく皮は薄めに剥いて柑橘系の爽やかな香りを活かせるようにします。
フロート
フロートとはスピリッツやリキュールの比重の違いを利用して、それぞれが混ざらないように重なるようにグラスに注ぐテクニックのことです。
混ざらないように注ぐためには、直接ボトルからグラスに注ぐのではなくて、バー・スプーンの背などを使って、一度そこに当ててから静かに注ぎ入れるようにするのがコツです。
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