中国でのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
＜接待についてのヒントや注意点＞

接待 1

成功のための接待

ビジネスランチは中国でもその人気が広がってきております。ただしパワー・ブレックファストはモーニングティーの盛んな広東省、杭州、福建省を除いては中国のビジネス文化ではポピュラーではありません。
夜の宴会が接待としては最も一般的です。たいては１７：３０～１８：００に始まり２時間ほどです。
あなたが接待される側の場合は時間通りに到着するようにしてください。１５分程度早めに到着することは問題ありませんが、ホストや相手側はすでに到着して開始を待っています。
あなたが招待する場合には開始時間より十分前もって到着し、ゲストを待つようにしてください。
宴会は様々な場所・規模で催されますが、レストランが一般的です。
日本同様に中国文化においても、その立場/地位により座る席が決まりますので席を案内されるまで座るのを待つようにします。
ドアに面した側のテーブルの中心の席はホストが座るようにします。そのすぐ左側にゲストの中で最も上位の人間が座ります。その他の人間は階級にしたがって順々に席に着きます。この席の着き方はあなたが仕事/社交上で食事を振舞う際にも実行するようにしてください。
食事に手をつけるのはホストが乾杯を行い、食事に手をつけてからにするようにします。
もしあなたがホストの場合には、最初の乾杯の後に最も価値のある食事を主賓に取り分けるようにしてください。これにより他の皆が食事を始められるというサインであり、友好のジェスチャーとして受け入れられます。
食事の場では仕事の話題は触れないのが一般的です。
ホストはゲストが５人であっても１０人前ほどの食事をオーダーすることも稀ではありません。これは、中国では食事が終わった際に十分な食べ残りがないと恥であるという考え方があるためです。
主食である米はたいての場合は食事の最後の方で出てきますので、辛い料理があったりして早めに欲しいときにはウェイターやウェイトレスにその旨を伝えるようにしてください。
食事では２０～３０の料理がサーブされることもありますので、最初のうちからあまり多く食べるようにはせず、まずは少しずつそれぞれの料理を食べるようにした方が無難です。
食事をそっくり平らげることは、中国においては十分な食事が振舞われなかったことを意味し大変な侮辱になります。従って、お皿には食事を残すようにしてください。
また、一方で全く料理に手をつけないことも好ましくありませんので、それほど興味がなくても礼儀として少しだけでも食べるようにしてください。
中国の食文化で重要な儀式のひとつに”飲茶”があります。これはミーティングの前や食事中に関係を構築するために行われます。

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